旭山動物園(旭川市) 旭山動物園のHPはこちら  
2003年5月14日
かっちゃん期待の旭山動物園に行ってきました。
オフ会山行の予定が雲天で順延になり、旭川のSさんと動物園でオフ会です。私も心の中では、かっちゃん以上に興奮です。
入口を入るとすぐ、「もぐもぐタイム」なる表が目に飛び込みます。いろんな動物への餌やり時間が表示されていて、我が家も好みの動物の餌やり時刻を頭に叩き込み、いざ進みます。
入口 もぐもぐタイム時間割
さあ、いよいよ動物たちとのご対面!の筈でしたが、かっちゃん急停車です。巨大動物?たちに乗ったり触ったりで興奮は既にピークです。これほどではないけど、我が家には似たような動物たちが、大小入り乱れて暮らしています。最近は、置き場所に困るので新しい家族は増えてませんが、年に一度のひなたぼっこは壮観です。この作業は、なんでだろう、、、いつの間にか、私がやっているのです。
話が脱線してしまいました。お持ち帰り不可の巨大動物たちに別れを告げ、かっちゃんはいよいよ進みます。
先ずは「ととりの村」に突入です。かっちゃん曰く「気持ち悪いピンク色」のフラミンゴを始め、様々な鳥がいます。

続いて早くもメインイベントの「ペンギン館」、期待に胸が膨らみます。
水中のトンネルに入るとそこはもう別世界です。週末なら「立ち止まらないで下さい!」と言われるであろう場所に、かっちゃんは居座ります。もちろん目指すは「もぐもぐタイム」です。やがてダイバーがオキアミを持って現れペンギンとの戯れが始まります。見事な泳ぎっぷりに観客も釘付けで、狭いトンネルの中は歓声に包まれます。
順路どおりに通路を進めばやがて地上です。そこでは卵を温めているペンギンも登場です。そして期待通りのユーモラスな動きにも出会え、かっちゃんはニコニコ。このままのペースでは回りきれないぞ!と不安にかられるほどの長居です。
かっちゃん釘付けです ランチはオキアミ
かっちゃんとSさんはすっかり同化
柵が無ければ区別がつきません
まだまだ甘えん坊です
ペンギンに別れを告げようやく移動開始です。次に目指すは「もうじゅう館」。ここは期待半分でしたが、なんのなんの、、、、かっちゃんのボルテージは上がりっぱなしです。特にヒグマとのお見合いではメロメロ。でもお相手はメスの3歳、どうも遊び相手が欲しかったらしいです。
ユキヒョウの下を通る時は、オシッコに注意 ライオンはグータラです
こんにちは! あーら、こちらこそ! アタイと遊んで〜
この後はペースが上がり、さーっと流して移動です。特に「爬虫類舎」はかっちゃんの天敵。もちろん見向きもしません。キジ、カピパラ、オランウータン、サル、ゴマちゃん、と急いで回ります。
オランウータン ゴマちゃん一家
そろそろ疲れた頃、やってきたのが「こども牧場」です。ここでは動物たちに触れることができます。ポニー、ヤギ、ウサギ、モルモットたちですが、みんな臆病なのでやさしく接します。
陽だまりの中、私も、コックリ、コックリ、、、
ちょっと疲れたので一休み
隣りの「ワシ・タカ舎」で一周になりましたが、まだ肝心なものを忘れています。そうです。ホッキョクグマとサル山です。どうやら園内の中央にあったため、かっちゃんに見逃されてしまったようです。無理もありません。かっちゃんには、歩きながら両側を見るという技はありません。
ジェットコースターを横目で見ながら「ホッキョクグマ館」を目指します。
「もぐもぐタイム」には時間があったので、先に地下?から観察です。潜望鏡の要領でドーム(のぞき窓)に顔を出すと、すごい迫力で迫ってきます。これは氷の海で命を狙われるアザラシさんの目線だそうです。地上ではガラス越しにホッキョクグマとお見合いができますが、ヒグマの子どものようには遊んでくれません。
一旦サル山に行ったあと、「もぐもぐタイム」に合わせて戻ります。
ホッキョクグマが泳いでいます。水中に投げられた餌に向かって見事なダイビング。潜水も得意げに披露です。お腹がいっぱいになった後は、ボールを首に挟んだり、2頭でじゃれあったり、と楽しそうなひと時です。ここも週末はきっと凄い人でしょう。
さあ、最後はサル山です。
とうもベビーラッシュのようです。喧嘩する子ども、母親にしがみつく子ども、春のサル山は微笑ましい。
哲学している二人です
いよいよお別れです。Sさん、お付き合いありがとうございました。

旭山動物園は期待を裏切りませんでした。それは何故でしょう?
◇動物の身になった展示方法・・・まあ、これが順当に一番、でも。。。
◇お気に入りは各園舎の動物紹介パネルです。
 飼育係の手書きパネルは動物への愛情が溢れています。
 小さな動物園だからこそ、できる。それを見せてもらいました。
◇やはり春です。動物園は絶対春が良い!親子のふれあいをぼんやり見るのが一番良い。
最後にどうしても、一言。
北海道観光を代表する施設に「クマ牧場」があります。二本足で立つ「おねだりヒグマ」に観光客が餌を与えます。あれは、、、あれだけは、いけません。施設と自然界の区別がつかない観光客にあのようなことをさせてはいけません。管理している動物に餌を与えるのは専門的な知識を持っている者に限定すべきです。
餌を与えることに快感を覚えた観光客は、当然のことのように旅先で遭遇する動物に餌を与え続けます。各地で響く「野生動物(ヒグマ、キタキツネなど)に餌を与えないで下さい!」という掛け声が虚しくなります。


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