ヒグマ出現

1993年8月25〜26日 忠別岳避難小屋キャンプ地
ルート…クチャウンベツ登山口⇒沼の原⇒五色岳⇒忠別岳避難小屋キャンプ地
 午前6時、朝食を済ませテントの外に出たところ沢の下流にヒグマが出現。沢沿いにテントサイトの方に近づいてきました。人間には全く関心を示さず、移動しながらコケモモなどの秋の実りをひたすら食べているようです。刺激しなければ大丈夫と判断、しばし観察することにしました。最も近づいたときで数十m。
 下部のテントサイトでは大学生のグループが騒ぎだしたので「走ったりしないで静かに仕度をするように」と伝え、わが家もいつでも出発できるように仕度を始めました。その後徐々に忠別岳の方に上っていきハイマツの中に姿を消しましたが、その間、約1時間の出来事。
感動です!キャンプ地には15人ほどの人がいましたが、気がついたときにはわが家だけになっていました。
 見とれて写真を撮るのを忘れていたため、望遠でも小さくなってしまいました。ましてピントがずれています、興奮してたのかな〜。
 大雪山のテントサイト近くでの目撃は、私の知っている限りでは白雲岳・忠別岳・ヒサゴ沼のサイトです。ただ大雪山で、ヒグマがキャンプ地を襲ったことが確認された事例はありません。(沼の原でヒグマかもしれないというのがありましたが)

沢の下流より現われ、線上を左の忠別岳の方向に移動


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