大雪山 新着情報

(夏山中心)


2004年
10月15日 大雪山旭岳が、観測史上最も遅い初冠雪
大雪山系にはこの秋一番の寒気が入り、旭岳山頂付近が薄らと雪化粧した。旭川地方気象台は、15日午前11時半、「大雪山旭岳の初冠雪を観測」と発表した。
平年より21日遅く、過去最も遅かった1994年の10月8日の記録を7日も更新し、気象台が観測を始めた1888年(明治21年)以降、最も遅い初冠雪となった。
10月5日 トムラウシ山遭難事故(2002年7月)旭川地裁判決公判
大雪山系トムラウシ山で、登山客の女性を遭難死させたとして、業務上過失致死の罪に問われた当時のガイド(49)=福岡市東区=の判決公判で、旭川地裁は5日、禁固8月、執行猶予3年を言い渡した(求刑禁固8月)。
判決理由で「台風が接近する中で登山を強行するという、プロとは言い難い軽率な判断をした責任は極めて重い」と指摘、同時に「事件後はガイドを辞め、被害者の遺族に謝罪している」と述べた。
被告のガイドは自ら登山ツアーを企画し、2002年7月11日、当時54歳から69歳までの男女7人を率いてトムラウシ山に入山。しかし、台風による悪天候で山頂付近で動けなくなった女性(58)が凍死した。

遭難事故の詳細はこちら
10月5日 旭岳で女性(81)が凍死
10月4日17時ごろ、「旭岳で女性(81)が行方不明になった」と登山仲間が旭川東署に届け出た。
女性(士別市)は登山仲間11人と、旭岳ロープーウェイ姿見駅から中岳温泉を目指して歩いていたが、同日午前10時ごろ、姿見駅から40分ほど歩いたところで、「疲れたので戻る」と一人で引き返す途中、行方不明になった。
5日早朝から捜索したところ、午後1時過ぎ、登山道(姿見駅〜裾合平)から約2キロ離れた沢の岩陰で女性を発見。自衛隊のヘリで病院に搬送したが、既に死亡していた。死因は凍死。
女性は下山する途中で道を間違え、沢に入り込んでしまったらしい。5日朝の姿見駅付近の最低気温は1℃。防寒着や食料を持たず、ジャージの上下にスニーカーという軽装備だった。リーダーの男性は、「天気が良く、本人も『心配ない』と言ったので甘えてしまった。年齢を考えるとサポートが必要だったと反省している」と述べていた。

姿見駅〜裾合平の区間は、旭岳山麓に位置し、高低差はほとんど無い。ただし小さな沢を幾つも越えるので、細かいアップダウンのあるジグザグルートになっている。残雪期や視界不良のときはもちろん、初心者や高齢者は、好天でも注意が必要だろう。
10月2日 初雪
初冠雪が遅れていますが、初雪は既に降りました。
ただし、旭川の気象台からは観測されず、初冠雪とは認められていません。
初雪は、旭岳9月10〜11日、黒岳10月2日でした。
9月27日 林道の冬期通行止、etc
層雲峡ビジターセンターの山だよりに、林道の冬期通行止、温泉施設の冬期休業などの情報が掲載されました。
◆冬期通行止(予定)
銀泉台…10月4日11時(〜来年6月21日11時開通予定)
高原温泉、沼の原…10月11日17時
愛山渓温泉…10月25日11時
◆温泉施設、避難小屋の冬期休業など。
白雲岳避難小屋管理人…9月26日下山。
黒岳石室管理人…9月29日下山予定(9/28バイオトイレ閉鎖)。
銀泉台ヒュッテ…9月30日まで。
高原山荘(高原温泉)…宿泊10月10日まで、入浴10月11日15時まで。
愛山渓温泉…宿泊10月20日まで。日帰り入浴は林道閉鎖まで。
9月14日 大雪山の銀座通りで遭難
13日、徳島県のパーティが、二人下山できず救助要請
13日午後4時頃、「大雪山系の縦走路(黒岳〜旭岳)で、仲間の女性が疲労で動けなくなった」と、旭岳温泉側に下山した徳島県の登山グループから、旭川東署に救助要請があった。動けなくなった女性(60)にはリーダーの男性(63)が付き添い、二人が山中にとどまっている。
日帰りの予定で装備は軽装。二人はテントや寝袋などは持っていないという。下山したメンバー(13人)のうち、一人の女性(67)も低体温症の症状があり、病院に収容された。
道警山岳救助隊が同日夜に旭岳中腹まで上がったが、風雨が強く、午後9時にこの日の捜索を断念した。

一行は徳島県の山の会のメンバー。13日午前8時ごろ層雲峡温泉を出発し、同日中に黒岳、中岳、間宮岳、旭岳を経由して旭岳温泉まで縦走する計画だった。当初、男女27人で黒岳に向かったが、うち12人は悪天候のため途中で引き返し、15人が縦走を続けたという。その後、二人を山中に残し、13人が旭岳温泉側に下山した。
14日朝、自力で無事下山
大雪山系を縦走中に下山できなくなった徳島県の男女二人は、14日午前、縦走中の大学生に付き添われ、自力で旭岳5合目のロープウェー姿見駅まで下山。病院に収容された。衰弱はしているものの、二人とも生命に別条はないという。

旭岳付近は13日から風雨が強く、視界は二、三メートルしかなかったという。
二人は、仲間と別れた裏旭キャンプ指定地の岩陰で傘を差して風雨をしのぎ、翌14日朝になって再び歩きはじめた。午前7時10分ごろ、縦走中の帯広畜産大山岳部の学生二人が、旭岳の山頂付近を歩いている二人を発見し、登山口のロープウェイ姿見駅まで下山を助けた。
下山途中、女性は何度も「助けて」とうわ言のようにつぶやいていたといい、姿見駅では救助隊員に「すみません。お世話を掛けました」と深々と頭を下げた。

 詳細(危険な縦走)は別項へ

助かったのは、幸運の一語に尽きる。9月中旬はもう初雪の季節。雨が雪に変っていたら、おそらくダメだったろう。雨具(ウエア)はお粗末だったし、ツェルト(簡易テント)や余分の食料もない状況だった。過去の似たような事例では、ほとんどが不幸な結果で終わっている。早い時間に元気な登山者に発見されたことなど、ギリギリのところで幸運が重なった。
パーティの中には引き返す決断をした人もいたのに、何故この悪天候で15人ものメンバーが登山を継続したのか…。これは想像だが、「旭岳(百名山)の山頂を踏みたい」と思っていたからではないだろうか。

私は百名山信奉者が苦手である。山では同じ趣味を持つもの同士ということで、会話が弾む。しかし、かなりの高い確率で、本州からの方は百名山の話になる。若者には少ないのだが、中高年になると格段に多くなる。退職後とか、休暇を利用してなど、理由は様々だが、長期間かけて道内の百名山を巡っているようだ。残された人生に目標掲げているのだろうが、振り回される捜索隊や、集中的に踏み荒らされる百名山は迷惑だろう…。ブランド志向は平地だけで十分である。
9月10日 地域・土壌・標高・植生等で、被害に温度差
層雲峡ビジターセンターの「大雪山・山だより」によれば、愛山渓〜沼の平方面の登山道では下界(平地)のような倒木は見られなかったとか…。どうやら生育環境によって状況が全く異なるようです。
大雪山のような標高の高い山域では、植物は元々厳しい環境にさらされており、影響は少なかったようです。ただし色付いていた葉はほとんど落ちてしまい、今年は例年のような美しい紅葉は望めないかもしれません。
一方、登山口(愛山渓温泉)までの林道は倒木が多く、被害は低山帯に集中しているようです。樹木の高低・種類、自然林・植林でも違ってくるのでしょう。

紅葉時期のマイカー規制は、明日(11日)から予定通り行われるようです。
9月9日 台風18号の被害について
◆各登山口へ通じる道路も被害を受けたようですが、表大雪の主要な登山口については、開通、または近日中に開通する見込みのようです(層雲峡ビジターセンター)。一方、利用者の少ない林道については全く情報がありませんが、被害は相当深刻ではないかと想像しています。いずれにしても、入山される方は事前に確認を…。
仮に登山口まで辿り着けたとして、その先の登山道も心配です。倒木等が道を塞いでいることが予想されますので、しばらくは登山時間を多めに想定したり、撤退も覚悟で入山した方がよろしいかと思います。
状況次第では、今週末から予定している「紅葉期マイカー規制」が影響を受けることも考えられます。

◇こちらのサイトの情報が、一番早いようです。
  大雪山・山だより(層雲峡ビジターセンター)

森林管理署一覧


◆道路情報サイト・北の道ナビによれば、
積丹の229号を除き、国道の通行止は解除になったようです。
 
9月9日18時現在、国道規制状況図です(開発局)。
9月1日 秋のマイカー規制
今年も紅葉時期に、マイカー通行規制が実施されます(高原温泉と銀泉台)。
平日も対象になっていますので、ご注意ください。
詳細はこちら
8月11日 旭岳ロープーウェイが運行再開
部品交換作業が終了。国土交通省北海道運輸局からの許可も下り、運行再開になりました。
8月11日午前6時始発便〜平常運行
問合せ先:旭岳ロープーウェイ 0166-68-9111  HPはこちら
7月10日 旭岳ロープーウェイが故障のため長期運休
旭岳ロープーウェイが修理のため、7月11日から運休します。運行再開には最低でも1ヶ月程度かかる模様で、繁忙期に入るだけに影響は大きくなりそうです。
運営するワカサリゾートによると、姿見駅構内のワイヤロープを動かす鉄製滑車に、金属疲労と見られる亀裂が見つかったもので、修理には部品の製作交換が必要。営業運転の休止は、最低でも1ヶ月以上になるそうです。
問合せ先:旭岳ロープーウェイ 0166-68-9111  HPはこちら

運休中に旭岳登山をされる方は、「山麓駅〜姿見駅」区間も歩くことになります。下記の時間が余分に掛かりますのでご注意ください。層雲峡温泉〜黒岳〜旭岳〜旭岳温泉の縦走を予定されている方も、同様です。
山麓(旭岳温泉)駅〜姿見駅
 登り:2時間〜2時間半  下り:1時間半〜2時間
参照・・・東川町のホームページ 登山道マップがあります。
7月7日 大雪山系で心臓病の男性を救助
(北海道新聞などの情報より)
7日午前5時半頃、十勝連峰〜トムラウシ山の縦走路(コスマヌプリ近くの1668地点)にいる千葉県のパーティから、「仲間の男性(63)が心臓の苦しみを訴え動けなくなった」と、携帯電話で警察に通報があった。同日午後3時頃、道の防災ヘリが救助し、旭川の病院に運んだ。男性は不整脈などの症状はあるが命に別状はない。男性は心臓に持病があった。
7月1日 旭岳で九州の男性が凍死
(北海道新聞などの情報より)
1日午前11時半頃、旭岳の山頂直下(9合目)で「両足にけいれんを起こして動けない男性がいる」と、通りがかった登山者から、携帯電話で警察に救助要請があった。天候が悪くヘリが出動できなかったため、旭川東署と東川町の捜索隊が徒歩で救助に向かい、同日午後4時25分ごろ、8合目付近で男性(72歳)を救出したが、既に体温が低下しており、病院に収容したものの約3時間後に死亡(凍死)した。死因は低体温症とみられる。
死亡したのは佐賀県の男性で、登山仲間の佐賀県の男性と、旭岳から黒岳〜層雲峡と縦走の予定だった。午前6時半ごろ、雨の中、ロープーウェイ姿見駅を出発。天候が回復しなかったため頂上付近で引き返そうとしたが、男性が両足にけいれんを起こして動けなくなってしまった。
通りがかった登山者(札幌の男性)が救助要請する一方、3人は自力で8合目まで下り、このうち佐賀県の男性(72)は連絡のために先に下山。札幌の男性が付き添いで残っていた。
同日正午の、旭岳ロープーウェイ姿見駅(5合目)は、気温1度、風速約10メートル、霧で視界は10メートルほど。亡くなった男性は、セーターの上にウィンドブレーカーを着用していた。旭岳ロープウェイの関係者は「きょうは冷え込みが激しく、姿見駅まで来てから登山を中止する人も多かった」という。

(コメント)
1日の北海道は、寒冷前線通過で、気圧配置が弱い冬型に…。前日までの蒸し暑さが嘘のように、一気に寒気が流れ込みました。おそらく山頂付近では、体感温度が氷点下10度近くまで下がっていたと思われます。既に猛暑になっている本州からの登山者にとって、涼しいことはわかっていても、そこまで寒くなるとは想像できなかったのでしょう。
週間予報では、晴天にも拘らず、しばらく気温の低い状態が続くようです。寒さ対策の装備は必携です。雪渓が凍りつくので、軽アイゼンも忘れずに…。盛夏でも、北海道の山に登るときは、防寒対策を念頭に置いてください。

こちらのページも一読を。
6月22日 中岳温泉(旭岳山麓)で遭難者を救助
台風6号が接近し、荒れ模様の天候が予想されていた21日午後、大雪山系で登山者4人が山中で動けなくなり、道警ヘリに救出される騒ぎがあった。同日、台風は本州に上陸。北海道には前線が停滞し、天候は既に悪かった。
21日午後2時ごろ、大雪山系の中岳温泉付近を下山中の男性(68)から「道が険しくて下山できない」と110番通報があった。男性はこの日早朝から友人と2人で登山を開始。正午ごろ、中岳温泉付近で「道が分からない」と旭岳ロープウェイに携帯電話で問い合わせ、道を教えてもらったが、午後2時ごろ「雪があるので下りられない」と警察に通報してきた。
道警はヘリを出動させ、午後3時40分ごろ、計4人をヘリで救助。4人にけがはなかった。一緒に救助されたのは、途中で合流した旭川市内の男性(61)と妻(58)。夫婦は「怖がっている男性を見捨てられず、付き添っていた」と話しているという。
(北海道新聞などの情報より)
詳しいことはわかりませんが、現場はおそらく下の写真の場所だと思います。中岳分岐から緩やかな尾根を下ってきて、最後にジグを切りながら急斜面を沢(中岳温泉)に下り立ちます。この斜面に残っていた雪渓が怖くて下れなかったのかも…。
登山コースも不明ですが、ここを往復で通過する登山者はいないので、「姿見駅から旭岳・間宮岳を経由して姿見駅に戻る周回コース」か、「層雲峡温泉から黒岳・北鎮分岐を経由して姿見駅に行く縦走コース」での下山中だと思います。
大雪山系はまだ残雪の多い時期です。登山道が雪渓に覆われている箇所も多く、軽アイゼン、地形図、コンパス等は必携です。コース取りについても、地形に不慣れな方や初心者は、不確定要素の多い周回コースや縦走を避け、下りの確認ができる往復登山をオススメします。天候が悪いときの無理な登山を避けることは、言うまでもありません。
6月19日 旭岳ロープーウェイのゴンドラが異常停止
(北海道新聞などの情報より)
19日午前8時55分頃、旭岳ロープーウェイのゴンドラ(定員101人)が、山麓駅から姿見駅に向かう途中で突然停止し、乗客93人と従業員5人が、一時宙吊りのゴンドラ内に閉じ込められた。10時30分頃復旧し、乗客らは姿見駅で降りた。幸いけが人はいなかった。下車後の乗客の中にはそのまま登山に向かう者もいたが、大半は山麓駅にゴンドラで戻った。この日は、以後の全便の運行が中止された。
ゴンドラは8時45分山麓駅発の始発便。土曜日のためほぼ満員で、乗客は蒸し暑いゴンドラ内に1時間半も閉じ込められ、かなり辛かったと話している。
場所は姿見駅の約200メートル手前、高さ30メートルの地点。運行するワカサリゾートの説明では、ゴンドラが鉄塔を通過した際に大きく揺れたために、振動を感知する制御装置が作動して緊急停止したという。原因は究明し安全に運行出来る状態となったので、20日からは通常通り朝6:00から運行の予定と話している。

旭岳ロープーウェイのHP
http://www.asahidakeropeway.com/index2.html
6月18日 「望岳台〜吹上温泉」の通行止を解除
落石の恐れから開通が遅れていた「望岳台〜吹上温泉の連絡道路」が、17日に開通しました。
旭川土木現業所事業課 0166-26-4461
6月14日 大雪山系山開き登山会
6月19、20日 十勝岳(望岳台、十勝岳温泉など)
問合せ…各観光協会へ
美瑛町 上富良野町
6月26、27日 大雪山・山開き縦走登山会(各登山口)
北海道新聞旭川支社0166・21・2555
道新事業局
6月3日 大雪山系・道路情報
 予定なので、降雪・工事などにより変更される場合もあります。
登山口 開通予定日 時刻 備考
高原温泉 6月9日 午前9時
沼の原 途中の分岐(沼の原への林道)には、ゲートがあります。
沼の原登山口に向かう方は鍵のナンバーを事前に入手してください。
銀泉台 6月21日 午前11時
通行止 工事情報
望岳台〜吹上温泉・連絡道路(落石の恐れがあるため)・・・工事中
ニペソツ山・・・6/1〜11、十六の沢林道が工事中。石狩岳方面は通行可能。
(東大雪自然ガイドセンターからの情報)
以下、開通済み
愛山渓温泉 4月26日 午前11時
望岳台 4月21日 午前11時
通年開通
層雲峡温泉
旭岳温泉
天人峡温泉
トムラウシ温泉
(短縮コース登山口は林道の雪融け次第です。平年並みなら、6月上旬頃から通行可能。)
十勝岳温泉
吹上温泉
その他の林道
その他の登山口に通じる林道は、雪融け次第です。
5月21日 十勝連峰・道路通行止情報
5月13日に開通予定だった「望岳台〜吹上温泉の連絡道路」が、落石の恐れがあるため通行止になっています。現在工事中ですが、開通時期は未定。お問い合わせは、下記にお願いします。
 旭川土木現業所事業課 0166-26-4461

5月5日 クワウンナイ川の入渓が一部解禁に
昨年の新着情報(9/5)でお知らせしましたが、2004年から一部入渓が認められるようになりました。
今年の受付は、6月1日から。

詳細はこちらのHPで 
上川中部森林管理署
5月4日 旭岳ロープーウェイが運休になります(5/7〜5/19)
旭岳ロープーウェイが、5/7〜5/19まで整備点検のため運休になります。
旭岳のスキーシーズンも、5/6で終了です。
詳細は旭岳ロープーウェイのHPへ
再開後は、スキー・ボードの持込禁止
積雪が不足してくるスキーコースはもとより、残雪スキー(旭岳斜面)による高山植物の損傷を避けるため、再開後はロープーウェイへのスキー・ボード等の持込が禁止になります。大雪山系の植物保護の一環として、ご協力をお願いします。
5月4日 旭岳で、登山者が下山中(スキー)に負傷
(北海道新聞などの情報より)
5月3日15時ごろ旭岳裾合平付近で、登別市の男性登山者(54)がスキーで下山中に転倒し負傷した。無線を傍受したアマチュア無線家(士別)が警察に連絡。男性は、同日17時50分、道警ヘリで救助され旭川の病院に搬送されたが、右膝骨折の重傷。男性は、男性5人女性1人のパーティで2日から入山し、4日に下山の予定だった。

(コメント)
2日は快晴だったが、3日は強い南風が入り天気も下り坂だった筈である。旭岳石室は緊急時以外は宿泊不可なので、パーティはテント泊だったのだろうか? この時期の旭岳はまだ冬山。風が強い山域でもある。よほど天候に恵まれない限り、日帰りで楽しむのがベストだと思うが・・・。
4月26日 下ホロカメットク山(十勝連峰)で、負傷者救助
(北海道新聞などの情報より)
4月24日19時ごろ、下ホロカメットク山に入山中のパーティ(3人)から携帯電話で、「山頂付近で女性(31)が足を負傷して動けなくなった」と、所属する山岳会を通じ、道警に救助要請があった。
道警と山岳会の救助隊が新得町側から救出に向かい、25日午後、事故パーティと合流。負傷者とともに下山中、道防災ヘリに救助され、札幌の病院に搬送された。女性は右足首に軽傷、同行の男性二人に怪我はなかった。
3人は24日朝、十勝岳温泉(上富良野町)から一泊二日の予定で下ホロカメットク山に入山したが、山頂からの下山中、女性が滑落し負傷したもの。パーティは救助要請をしたあと、現場でビバーク(テント)していた。
4月24日 大雪山系 道路情報
4月21日 「白金温泉〜望岳台」が開通しました。
5月13日 「望岳台〜吹上温泉の連絡道路」、開通予定。

4月26日 愛山渓温泉、開通予定。
6月21日 銀泉台、開通予定。
高原温泉、沼の原は、不明。

開通は何れも日中に行われます。
積雪・災害等により変更される場合もあります。

お問い合わせは下記にお願いします。
 旭川土木現業所・事業第1課 0166-26-4461
 上川町商工観光課 01658-2-1211
4月24日 黒岳リフトが運行再開
4月5日から運休していた黒岳リフトは、24日から夏山用として運行を再開しました。
詳細は、りんゆう観光・黒岳ロープウェイのHPで。
4月23日 十勝岳で再び、小規模噴火
札幌管区気象台は、4月19日に十勝岳で、ごく小規模な噴火があったと発表した。
19日午前10時10分ごろから正午ごろまで、火山灰を含んだ有色噴煙を火口付近で観測。振幅が小さい火山性微動も約四十分間続いた。規模は2月25日のものと同程度とみられ、「大きな噴火につながる心配はなく、現時点では特段の防災対応をとる必要はない」としている。
4月19日 旭岳で行方不明のスノーボーダー、無事救助
(北海道新聞などの情報より)
4月18日午後4時ごろ、旭岳・姿見の池付近で、旭川の女性(47、無職)がスノーボード中行方不明になった。
翌、19日午前7時45分ごろ、行方不明地点から南西に約四キロ離れた二見滝(標高1100m)付近で、捜索していた道警ヘリによって発見、救助された。女性に怪我はなかった。
女性は、一緒に滑っていた夫と旭岳の姿見の池付近で別れた後、登山コースの山頂方向に歩いて登り、滑り降りている途中でコースを外れ迷ったらしい。「木の根元の穴に入り、スノーボードで穴をふさいで一夜を明かした」と話しているという。
3月27日 十勝連峰・道路情報
十勝岳周辺の道路情報です。
Sさん、情報ありがとうございました。

◆冬期通行止(十勝岳美瑛線)
白金温泉〜望岳台
   平成16年1月 5日11時から
   平成16年4月21日11時まで
望岳台〜白銀荘
   平成15年10月17日から
   平成16年 5月13日まで

連絡先 旭川土木現業所事業第一課 TEL0166-26-44610
3月14日 黒岳スキー場が再オープン
リフトの整備が終わり、黒岳スキー場が3月14日より営業を再開。
道内で一番遅く(GW頃)まで滑ることができます(積雪により変動)。
詳細は、りんゆう観光・黒岳ロープウェイのHPで。
3月12日 黄砂来襲
日本列島を吹き抜けた猛烈な西風に乗って、黄砂が北海道にまでやってきた。
思い起こせば2年前の春山シーズン。やはり黄砂が大量に舞い降りて、雪渓は汚い土色に、空は霞みがかかって遠望は全くきかなかった。
今年もそうなるのか・・・憂鬱である。
3月12日 十勝岳、その後
今回発生した微動はごく小規模なもので、26日朝には収まり、その後は発生していません。ただし今後も同様の現象が繰り返される可能性はあり、しばらくは注意が必要です。
登山の自粛(自主規制)は解除されていますが、今後の動向には注意が必要です。最新の情報を入手して行動してください。
3月7日 旭岳スキー場で雪崩・・・男性が死亡
(北海道新聞などの情報より)
3月6日午後1時50分ごろ、上川管内東川町の旭岳スキー場で雪崩が発生し、スキーをしていた札幌の男性(37)が巻き込まれた。約20分後、近くにいたほかのスキー客らに救助され、道警ヘリで旭川市内の病院に運ばれたが、翌7日午前、蘇生(そせい)後脳症で死亡した。男性は三人のグループで6日正午すぎからスキーを始め、雪崩発生時、仲間一人と一緒に禁止区域を滑っていた。
雪崩は、旭岳スキー場のロープウエー姿見駅から200〜300メートル下の「盤の沢圧雪コース(Aコース)」のコース外(禁止区域)で発生。規模は、斜面表面の厚さ20センチの雪が幅10メートル、高さ10メートルだった。
スキー場を運営する「旭岳ロープウェイ」によると、当時、現場付近は曇りで、気温は氷点下16度。視界は良好だった。スキー場には当時、百人前後のスキー客がいたそうである。
2月25日 十勝岳が小規模噴火
25日午後9時7分ごろ、札幌管区気象台が、十勝岳で火山性微動を観測しました。
噴煙の色が白から火山灰を含んだ有色に変化したことを確認したが、ごく小規模な噴火活動で火山活動が活発化する現象は見られないそうである。
噴火は1988年12月から翌年3月の活動以来。火山性微動は2003年6月以来である。
26日正午現在、火山性微動は次第に弱まっているが、ごく小規模ながら続いている。山の隆起などの地殻変動や火山性地震、強い噴出を示す振動は観測されていないし、降灰も確認されていない。
同気象台は「『ごく小規模の噴火』といえるが、現時点で活動が活発化する現象は見られない」としている。
美瑛町と上富良野町では、登山口のある白金温泉地区や十勝岳温泉などで、登山自粛を呼びかけている。
1月30日 旭岳で遭難・・・救助
(1/29、30日付、北海道新聞より)
1月29日午前10時頃、旭岳に登山中の男性(単独、25歳、奥尻町、自衛官)から、「下山途中、道に迷った」と携帯電話で旭川東署に通報が入った。陸上自衛隊のヘリが捜索したが、同日午後4時、吹雪のため中断。
翌30日捜索を再開。午前7時45分頃、旭岳7合目付近で手を振る男性をヘリが発見して救助。顔や手足に凍傷を負っていたが命に別状はなかった。
男性は、27日に単独で入山し29日に下山予定だった。遭難した29日午前の旭岳は、天候は曇り時々雪、気温は氷点下20度、風速15メートルで視界は悪かった。テントのポールなどを強風で飛ばされたため、テントのシートを体に巻いて体温が下がるのを防いでいたらしい。

男性は冬山登山は初めてだったらしいが・・・・それが荒天の旭岳とは無茶苦茶である。生還できたのは幸運としか言いようがない。自衛隊では山岳訓練もしてるはずだが・・・・?
1月6日 黒岳リフトが運休
黒岳リフト(5合目〜7合目)は点検整備のため1/6〜3/13の期間、運休です。黒岳スキー場は3/14より営業再開します。ロープーウェイ(層雲峡温泉〜5合目)は運行されています。
詳細は、りんゆう観光・黒岳ロープウェイのHPで。


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