大雪山 新着情報 (夏山中心) |
2003年 | |||||||||||||
10月9日 | 十勝岳遭難事故(2002年6月)でガイドら書類送検 | ||||||||||||
(12月9日付、北海道新聞より) 大雪山系十勝岳で2002年6月、登山中の千葉県の男性(65)が凍死した遭難事故で、富良野署は8日、業務上過失致死の疑いで登山ツアーの添乗員(53)とガイド(56)の二人を旭川地検に書類送致する方針を固めた。吹雪模様の悪天候なのに登山を続けたことなどから、刑事責任を問えると判断したものである。 富良野署によると、添乗員ら一行19人は2002年6月9日午前4時に上富良野側登山口を出発。避難小屋で朝食休憩後、激しい風雨の中で山頂を目指したが、午前9時40分ごろ、山頂近くの標高1921メートル地点で男性が倒れ、呼吸停止となったため、登山を中止した。男性は雨具をバスに残し、ベストの上に薄手のウインドブレーカーで、下半身はずぶぬれだったという。 富良野署は、《1》避難小屋出発時点で風雨が激しかったのに漫然と登山を続けた《2》男性が軽装で、雨具を着ていないにもかかわらず、安全確保を怠った・・・と指摘した上で、「悪天候時には、一般的注意だけではなく、参加者個人の装備や体調の確認も必要」としている。 |
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10月3日 | 銀泉台が冬季通行止に | ||||||||||||
国道273号〜銀泉台への道々が、10月3日午前11時から通行止になります(来年の開通は6月21日午前11時の予定)。銀泉台ヒュッテの営業も、10月1日で終了しました。 |
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9月21日 | 大雪山系旭岳で初冠雪 | ||||||||||||
大雪山系旭岳(2、290m)で21日、平年並みだった昨年よりも3日早く、初冠雪が観測されました。 | |||||||||||||
9月20日 | 羅臼岳で不明の大学生を救助 | ||||||||||||
(各社の新聞報道より) 20日午後2時25分ごろ、羅臼町立林間キャンプにテントを残したまま行方不明になっていた大阪市の男子大学生(22歳)が、羅臼岳中腹の沢(頂上から南東約3キロの海豊川付近)にいるのを捜索中の自衛隊ヘリが発見、無事収容した。学生は羅臼町内の病院に搬送されたが、かなり衰弱しているものの意識ははっきりしており、「下山の際、道を間違えた」と話している。 当初は14日に行方不明になったとみられていたが、家族らによると、12日昼すぎに羅臼岳登山を開始。同日午後6時ごろ頂上に着いたが、日が暮れたため野宿し、翌13日早朝、下山を始めた直後に道を間違えて、沢筋に迷い込んだらしい。 装備は、ジーンズにフード付きのジャンパー、トレッキングシューズという軽装で、食料は柿の種とピーナツが交じった菓子袋一つ。これを食べてしまった後は、沢水を飲むだけだった。17日から毎日、ヘリの音を聞いており、19日には手を振ったが気づいてもらえなかったという。「もう二、三日発見が遅かったら生きて帰れなかったかもしれない」と話しており、救出時に自衛隊員が「良かった、良かった」と声を掛けると、黙って二、三度うなずいたという。 大雪山系の遭難事故ではありませんが、無謀な登山にもかかわらず奇跡的に生還できた事例として掲載しました。それにしても無茶である。 |
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9月19日 | 黒岳石室のバイオトイレがオープン | ||||||||||||
北海道庁が黒岳石室キャンプ指定地に建設中だった「バイオトイレ」が、19日、正式オープンしました。既に、トムラウシ温泉(短縮)登山口と沼の原(クチャンベツ)登山口には試験運用で設置済みでしたが、山中に常設されたのは初めてのことです。 設備は男女共用で4室。沼の原(クチャンベツ)登山口に設置されているタイプの改良型で、し尿の分解に使う「おがくず」を一定の温度に保つ必要があるため、太陽光発電パネルと風力発電装置を取り付けられています。 使用できるのは黒岳石室の営業期間とほぼ同じで、冬季は閉鎖。今年は9月29日に閉鎖予定です。 |
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9月6日 | トムラウシ温泉ルートの新道が開通 | ||||||||||||
トムラウシ温泉ルートの「カムイ天上〜コマドリ沢」の区間が、9月6日より新道に切り替わりました。以前は沢(カムイサンケナイ川)に沿って渡渉を繰り返す区間がありましたが、新ルートでは渡渉が沢源頭部の1箇所だけになります。 具体的には、カムイ天上から尾根に沿って登ったあと、途中から沢源頭部まで一気に下って旧ルートに合流します。旧ルートとの分岐には、立入禁止の立て看板とロ−ブが張ってあり、通行できなくなっています。 |
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9月5日 | クワンナイ川の沢登りを一部解禁 | ||||||||||||
(9月5日付、北海道新聞より) 死亡事故などが相次いだため、1987年から沢登りが禁止となっている大雪山系のクワウンナイ川について、北海道森林管理局は、禁止措置を来年以降、一部解除することを決めた。同川の渓流の美しさは国内指折りで、沢登りがブームとなる中、愛好者から禁止解除を求める声が出ていたためで、沢登りシーズンの7月と8月、熟練者が同行する場合に限って認める。 クワウンナイ川は全長約13キロの忠別川支流で、トムラウシ山と化雲岳の西側山腹が源流部。特に、巨大な一枚岩の上を水がさらさらと流れる「滝ノ瀬十三丁」(標高1250m付近)が全国の沢登りファンの人気を集めていた。しかし、川幅が狭く、大雨が降ると、あっという間に濁流が渦巻く川に豹変(ひょうへん)するため、沢登り中の転落事故が続発。1986年6月に男性一人が死亡する事故があり、道森林管理局上川中部森林管理署が1987年に入渓禁止とした。 一部解禁は同署や周辺自治体、山岳団体などが2年前に検討会を設置。議論を重ね、今年3月、「沢登りは登山者の自己責任。同川は基本技術と装備があれば、沢登りが可能」との報告をまとめた。禁止以降も沢登りの事故が後を絶たず、4人が死亡しているため慎重論も強かったが、禁止を続けると、いつ、誰が入渓しているか情報が把握できず、「緊急時には逆に危険」との指摘があったという。 同署は沢登りを認める条件として、下記の3項目などを決めた。また、9月中旬からは川の危険個所をホームページで周知する考えだ。 @登山届と入林届の事前提出(来年6月から受け付け開始)を義務付け、熟練者が含まれているかを含め、同署がチェックする A遡行(そこう)者数を一日20人前後に絞り、入渓日を分散させる B大雨の場合は一時的に沢登りを禁止する。 詳細は、上川中部森林管理署へ 0166-61-0206 |
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9月5日 | ニペソツ山(東大雪)で遭難死亡事故発生 | ||||||||||||
9月4日18時35分ごろ、ニペソツ山(2013m)に登山した石狩市の女性(65)が下山しないと、仲間の登山者が帯広署に届け出た。翌5日の捜索の結果、登山道から約1キロ離れた標高約1800m付近の沢で女性を発見したが、既に死亡していた(転落死)。 女性はツアー登山(ガイド1名)に参加し、ニペソツ山に登頂。午前11時ごろ、仲間5人と下山を始めたが午後1時ごろ行方不明になった。すぐに仲間が1900m付近まで登り直して捜したが、見つからなかった。 下山中、遭難者の前後は100mほどの間隔が開いており、遭難に気づくのが遅れただけでなく遭難場所の特定も困難になった。引率していたガイドの責任は、免れないだろう(私見)。 |
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8月25日 | 大雪山(高原温泉・銀泉台)秋のマイカー通行規制 | ||||||||||||
大雪山もいよいよ紅葉の時季です。 今年もまた混雑が予想され、恒例のマイカー通行規制が行われます。 詳細は、こちら |
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8月25日 | トムラウシの新ルート、9月中旬完成予定 | ||||||||||||
トムラウシ登山道の新ルート(旧ルートを迂回)が9月中旬に完成予定です(十勝毎日新聞の報道より)。 新たに付け替えられるのは、トムラウシ温泉ルートの「カムイ天上〜コマドリ沢」の区間です。 以前は沢(カムイサンケナイ川)に沿って渡渉を繰り返す区間がありましたが、新ルートでは渡渉が沢源頭部の1箇所だけになります。具体的には、カムイ天上から尾根に沿って登り、途中から沢源頭部へ向けトラバース。1回の渡渉でコマドリ沢の旧ルートに合流します(旧ルートは閉鎖)。 増水による遭難事故を減らすのが目的ですが、悪名高いぬかるんだアップダウン区間が解消されるかもしれません。完成しましたら、体験して報告する予定でいます。 お問い合わせは、下記にお願いします。 新得町商工観光課 01566-4-0525 |
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7月9日 | 沼の原キャンプ指定地 | ||||||||||||
7月9日に、クチャンベツ〜五色岳を日帰りで歩いてきました。 晴天が続いたため、大沼のキャンプ地は幕営可能でした。ただし、雨天が続いたり大雨の直後は一気に冠水しますのでご注意ください。 |
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7月9日 | 旭岳で病死(2名) | ||||||||||||
7月8日、大雪山旭岳で男性登山者が二人死亡した。死因は心筋梗塞で、別々のパーティだった。8日の旭岳の天候は晴れて穏やかだった。 青森県の男性(73歳)・・・午前9時頃、夫婦で登山中に9合目で突然倒れた。登山歴50年以上のベテランだった。 旭川市の男性(62歳)・・・午後0時45分頃、登山道の7合目で倒れているのを他の登山者に発見された。 (7/9北海道新聞より) |
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7月3日 | 黒岳石室キャンプ指定地にバイオトイレを常設 | ||||||||||||
北海道庁は、大雪山系の黒岳石室キャンプ指定地に微生物の力でし尿を分解する「バイオトイレ」を設置することを決めた。既に、トムラウシ温泉(短縮)登山口と沼の原(クチャンベツ)登山口には試験運用で設置済みだが、山中に常設するのは初めてである。9月の完成を目指す。 設備は男女共用で4室。し尿の分解に使う「おがくず」を一定の温度に保つ必要があるため、太陽光発電パネルと風力発電装置を取り付ける。一日二百人分の処理が可能。 (7/3北海道新聞より) |
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6月24日 | 登山口への夏季限定バスについて | ||||||||||||
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ご利用の際は事前に確認をお願いします。 ・道北バス 01658-5-3321 ・拓殖バス 0155−31−8811 |
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6月3日 | 高原温泉、沼の原、銀泉台、冬期通行止解除情報 | ||||||||||||
国道273号から各登山口への林道が、下記の日程で開通予定。 高原温泉・・・6月9日(月)日中〜 沼の原(クチャンベツ)・・・6月9日(月)日中〜 銀泉台・・・6月20日(金)午前11時〜 道路損壊等の理由で変更される可能性もありますので、利用される方は事前にご確認ください。 <問合せ先> 層雲峡ビジターセンター 01658-9-4400 上川町商工観光課 01658-2-1211 旭川土木現業所 0166-26-4461 道路情報センター旭川 0166-23-7700 また、沼の原登山口はゲートがありますので、鍵ナンバーの入手が必要です。 <問合せ先> 層雲峡ビジターセンター 01658-9-4400 |
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4月25日 | 十勝連峰 望岳台〜吹上温泉の連絡道路が開通。 | ||||||||||||
白金温泉・望岳台〜吹上温泉 4月25日〜5月15日・・・9〜17時開通(夜間通行止) 5月16日〜全面開通 |
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4月12日 | 愛山渓温泉の冬期通行止解除 | ||||||||||||
「国道39号〜愛山渓温泉」の林道が4月25日(金)午前11時に開通予定。 | |||||||||||||
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