赤岳(2078m)〜小泉岳〜白雲岳(2229m)

登山日 2006年7月5日
ルート 銀泉台〜赤岳〜小泉岳〜白雲岳避難小屋〜白雲岳
天候 晴れ
気温 14℃(登山口)〜17℃(山頂)
MAP
車中泊 7/4、21:00 札幌発。
7/5、 1:30 銀泉台着、仮眠。
温泉 朝陽亭(層雲峡温泉)
備考 なし
登り コースタイム 下り
5:00 銀泉台 15:20
6:15
6:35
コマクサ平 14:20
7:50 赤岳 13:30
8:10
8:30
小泉岳 13:10
13:00
9:15
9:40
避難小屋分岐
(緑岳稜線)
10:20
10:40
白雲岳避難小屋
11:20 白雲分岐 12:45
12:00 白雲岳山頂 12:20

午前3時半、起床、、、快晴だ。
いつも通り、ご来光を拝もうと下の駐車場に出かける。既にカメラマンが二人ファインダーを覗いていたが、東の地平線の雲が厚く、日の出は少し先のようだった。並んで眺めていたら虫が寄ってきて、早々に退散。銀泉台にしては珍しく暖かい朝だ(14℃)。風向きも南、今夜から崩れると言う予報は当たりそうだ。
さて、車に戻って、かっちゃんを起こしますか…。
登山口に車は数台。皆さん仕度を始めている。無人の車は白雲泊まりだろう。
閉鎖されたヒュッテを横目に、森林パトロール事務所で入山届を書く。
銀泉台の雲海 銀泉台ヒュッテは
今年(2006年)から休業
パトロール事務所は健在
ここで入山届を書く
ヒュッテの奥にあるトイレ 登山口と水場 ブラシが備えてあり、
下山後に泥も落とせる
5:00 出発。
本当に暖かい朝だ。歩き始めて間もなく汗が滴り落ちてきた。
秋なら紅葉の名所となる、第一花園の雪渓を望める場所に着く。残雪は平年並みだ。昨年は雪融けが遅く、7月下旬に同じような雪渓を眺めた。早い時期は滑落の不安もよぎるトラバースだが、入山者の踏み跡が増え、パークレンジャーが危険箇所を整備してくれるようになると、快適な雪渓歩きになる(感謝)。気温が低い日は凍結するので注意したいが、今日は朝からザクザクで、軽アイゼンの出番も無い。
これから向かう第一花園の雪渓 第一花園の雪渓をトラバース エゾコザクラがお出迎え
先行しているのは、男性二人と単独女性。ほぼ同じペースでコマクサ平に向かう。
コマクサ平で休憩し、単独女性とご挨拶。「足が悪いのでのんびり。その代わりあまり休まないで行きます。」と先に出発していった。
コマクサ平
正面には、これから登る第三雪渓
コマクサはまだ咲き始め
第三雪渓 キバナシャクナゲ ホシガラス?
東平
正面は第四雪渓
エゾノハクサンイチゲ 第四雪渓
登りきれば赤岳だ
第四雪渓を登りきると、待っているのは花の回廊だ。緩やかな台地には延々と花畑が続く。
歩いてるのか休んでるのか、花に目を奪われコースタイムなど当てにならない。
赤岳 左奥は旭岳 イワウメ
赤岳にはタッチしただけで花街道を進む。お目当てのホソバウルップソウも現れ、コーヒーで花見休憩だ。
単独女性が追い着き、しばし歓談。
「若い頃に無茶しました。沢や岩を、花など目もくれず、競うように登ってました。気がつけば膝がボロボロで…。」
「今回初めて大雪を登りましたが、花が綺麗で良かった。」と、爽やかな笑顔が眩しかった。
小泉岳で引き返すという彼女と別れ、我が家は緑岳の稜線に入る。
奥は旭岳 緑岳、高根が原、そしてトムラウシ
花見ですっかり満腹に…。
小屋の分岐から白雲岳避難小屋を目指す。沢地形に入ると花畑も趣を変え、また楽しである。
白雲岳避難小屋分岐 雪渓を横断すれば避難小屋 雪渓には
ポールと道案内のロープがあった
白雲岳避難小屋
右がトイレ
テントサイト 水場
火口の白雲平
雪渓の左端を登れば山頂だ
山頂から望む旭岳
お馴染みの残雪ストライプ
初夏の白雲
旭岳には無い彩りで迎えてくれる
そして、期待を裏切らない

花々に見送られ、帰路へ


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