大雪山系・初冠雪
(裾合平〜当麻乗越)

登山日 2005年9月21日
ルート 旭岳温泉〜姿見駅〜裾合分岐〜当麻乗越
天候 晴れのち雨
気温 5℃(登山口・晴れ)〜0℃(裾合平・雨)
車中泊 旭岳温泉公共駐車場(無料)
アクセス 8月に新しい道が開通。忠別川挟んで、従来の道と並行して走るルートになっています。旭川から旭岳温泉に行く場合、橋を二回渡っていたのが省略されるので、少しだけ近くなったかな…。両方の分岐には「大雪旭岳源水」の看板あり。
登り コースタイム 下り
6:20 旭岳温泉 16:50
8:20
9:00
姿見駅 15:10
14:30
10:20 裾合分岐 13:10
12:50
11:20 当麻乗越
(休憩40分)
12:00
4:20 行動時間 3:50
5.00 合計(休憩含む) 4.50

予報は「曇りのち晴れ」。寒気も入るので、期待半分、諦め半分だったのだが…。
朝起きたら空の青さが眩しい。そしてロープーウェイの駅舎の奥には、「真白き旭岳」が鎮座していた。
天女が原
冬の旭岳が姿を現す。
穏やかな裾野とは異なり、荒れ狂う強風が雲を作り、山頂を覆い隠していた。
午後から晴れる筈だったのだが、全体を望めたのは、このときまで。
帰りに撮るつもりで撮影を控えたのは、失敗だった。
裾合平で出会った登山者は、「尾根に取り付いたが強風で断念した」と話していた。
雪が多すぎて紅葉が覆い隠されていた。
贅沢な悩み…。
当麻乗越へ

ピウケナイ沢までの登山道は、田んぼの中を歩くようなもの。
膝から下は泥だらけになった。
ピウケナイ沢の紅葉
ピウケナイ沢の渡渉 ギンザンマシコの番
飛んできて、かっちゃんの真上のハイマツに留まった。
距離にして1メートルほど、、も〜ビックリ。
当麻乗越に近づくと、ガスが段々増え視界が悪くなってきた。
写真が撮れないほどではなかったのに、、、写真はありません。

何故って、、、当麻乗越に着いたら、デジカメが行方不明…。
沢を越え、泥道の登りに悪戦苦闘していたとき、ポケットから飛び出したらしい。
大ショック、、、かっちゃんもチョー不機嫌…。
後から続いていた登山者に聞いたり、とりあえず辺りを探したが見つからない。
ポツポツ降りだしていた雨も、やがて本降りに。
帰る道々探すしかないと出発。

下り始めたとき、下から登ってくる男性が視界に。
そして、その手には、何処かで見たようなデジカメが…。
泥で少し汚れてはいたけど、雨にも濡れてなくて動作も正常。

感謝の言葉もありません。
この写真がアップできたのも、貴方のお陰です。
本当にありがとうございました。
帰りには、新雪と紅葉の夕景を撮る筈だったのだが…。
予報は見事に外れ、雨音が大きくなった。

でも、10年ぶりと言われる「初冠雪と紅葉」を拝めたし、
デジカメが戻っていなければ、この曇天の旭岳も撮ることはできなかった。
山の神様に感謝。
最後に、
雨の中、美瑛富士避難小屋にトイレ設置を要望する署名に協力してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。


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