2004年冬・・・道東の山旅
オンネトー・摩周湖・屈斜路湖・藻琴山



2004年2月19日
弟子屈「道の駅・摩周温泉」〜屈斜路湖(コタンの湯・砂湯)〜川湯温泉(あし湯)
〜藻琴山〜美幌温泉〜層雲峡(氷爆まつり)〜札幌
5:30 起床。 晴れ 気温マイナス20℃
寒い〜〜〜!
車内の温度計はマイナス20℃である。スリーシーズンの寝袋に毛布2枚。完全に潜って寝ていた。
意を決して寝袋から脱出。急いでフリースやら手袋やらを身に付け、そ〜〜〜っとドアを開けてみる。以前富良野で、スライドドアが凍り付いて出られなくなったことがあった。無理して開けようとすると、ロックが壊れることもある(経験あり)。車に雪が積もっていたり、結露がひどい時は注意が必要だ。

「道の駅・摩周温泉」は道の駅制度の発足当初からある施設。駐車場は狭いし、そろそろ改修したほうがいいかも・・・。新しく認定された「美幌峠」に負けちゃうね。
道の駅・摩周温泉
地図をクリックすると拡大します
7:00 出発。
藻琴山に登った後はそのままオホーツク側に抜ける予定。ならばと、時間も早いし、屈斜路湖畔の温泉巡りをしながら移動する。

湖畔の道路に出ると目指す藻琴山も見えてくる筈だったのだが・・・。
抜けるような青空の先、オホーツクの風を受ける藻琴山には不穏な雲がかかっていた。まだ寒気が抜けないのだろう。急いで登山口に行くのは止めにして、足湯で温まることにした。コタンの湯、砂湯と立ち寄ったが、やはり硫黄泉の川湯が最高。のんびりと冷えた体を温める。
ぼちぼち山の神様も微笑んでることを期待して登山口を目指したが、今日の寒気は生易しいものではなかった。
屈斜路湖畔の無料露天風呂
コタンの湯(露天風呂)
簡単な仕切り(岩)があり、
脱衣場も男女別になっている
拡大写真
砂湯(足湯)

今冬に出来たらしい
拡大写真
砂湯(露天風呂)
水着着用かな?
背景は藻琴山
拡大写真
川湯温泉
泉質は最高です。

摩周・屈斜路・川湯の
自然体験情報は、こちらへ

川湯エコミュージアムセンター

ましゅうの里(NPO)
川湯ガイドセンター
川湯エコミュージアムセンター 足湯
酸性硫黄泉(源泉100%)
藻琴山
国土地理院発行の数値地図
「山旅倶楽部」オンライン地図
を利用しました

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我が家のコースタイム
途中撤退(休憩含まず)
登り 1時間30分
下り 1時間10分
写真を撮りながら歩いているので
参考にはなりません。
10:00 登山口の峠に到着。
雪の無い季節は展望台のあるハイランド小清水725まで車で入ることが出来るが、冬期は未除雪のため峠から歩くことになる。
車は道路脇の除雪されたスペースに止める。ただし数台分しかないので、週末は大変だろう。

時を同じくして車がもう1台・・・釧路の年配のご夫婦がやって来た。道新の記事を見た御主人が撮影目的で来たらしく、奥さんは待機組。装備は我が家と同じスノーシューだ。
出発時・・・4台
下山時・・・6台
10:45 出発。 気温マイナス16℃
下は晴れていたのに、藻琴山は相変わらず雲の中だ。釧路の男性が先行し、我が家がそれに続く。雪は締まっていて全く埋まらない。トレースさえ外さなければツボ足でも平気なくらい。ただし笹が顔を出してるところは要注意。スノーシューでもあらら・・・スッポリ埋まって転んじゃうのだ。
三脚を担いだ長靴姿の男性が下山してきた。「視界が利かず強風で寒かった」と震えていた。吹雪き模様で山頂は見えず、我が家も行ける所までだ。
ここからの画像は全て、クリックすると拡大します。
最初から広い尾根歩き 樹氷と遊ぶ! 吹雪の中を・・・
868mピークからの細尾根を進む 屏風岩と目指す山頂 ピークハンターが、、、行く
12:20 屏風岩を越えた尾根上で休憩。釧路の男性も休んでいた。
屏風岩の手前から尾根が少し北よりになったのだが、そこから急に風が強くなった。天候が急変したわけではないので、あくまで地形的な要因だろう。気温はマイナス16℃、体感温度はもっと低いはずだ。体重の軽いかっちゃんは飛ばされそうになっている。相談した結果、ピークは見えないし、強風の尾根をこれ以上進むのは危険と判断。撤退を決断して軽い食事を取る。
釧路の男性と談笑していると、後方から単独の中年男性がやってきた。見ると、ツボ足でゴーグルも目出し帽も着けていない。寒くないのだろうか・・・。彼は軽く挨拶をしたあと走るようにピークを目指していった。
12:30 三人で下山開始。
やがて後ろから、先ほどの単独男性が追いつき声をかけてきた。
ガスが取れた山頂を指差して、「藻琴山のピークはあそこでよかったんでしょうか?」
「そうですよ」と、私達。
男性は笑みを浮かべ、また走るように下山していった。
流氷を眺めながらのんびり下山 天候が回復し、登山口も見える 振り返れば青空の中にピークが・・・
樹氷原の奥・・・網走沖にも流氷が・・・ 天使が舞い降りて パーンチ!
モンスター動物園 下山とともに抜けるような青空が・・・ 流氷とモンスターを従えて・・・
13:45 無事下山。
下山したら良い天気。
ま、よくあることだ。
樹氷は最高だったし、
それ以上望むのは贅沢だろう。
また来ればいい・・・

数日後、台風並みに発達した低気圧の来襲で、北見地方はまた大雪になった。モンスターも、また大きくなったことだろう。
ハイランド小清水は冬眠中 流氷と知床の山々
予定より遅くなってしまった。
流氷見物は山の上からだけで我慢、、、温泉へと車を走らせる。今回は急いで温まりたかったので、帰り道で一番近い「峠の湯びほろ」で汗を流す。

出てきたらもう真っ暗。札幌まではまだ300キロ以上ある。
途中で車中泊になることを覚悟して、北見〜石北峠〜層雲峡と車を走らせる。ところが前夜の爆睡のお陰で快調そのもの。層雲峡で休憩した以外はノンストップで札幌に着いた(午前2時)。もちろん、かっちゃんはスヤスヤ・・・・だ。
お疲れ様。。。
層雲峡・氷瀑まつり


 2月17〜18日 オンネトー・摩周湖



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