ニセコ アンヌプリ(1308m)



2003年
4月9日
今日はかっちゃんの5○回目の誕生日。
もちろん山で祝いたいのだが、朝からあいにくの天気、、、夕方には晴れてくるとの予報を信じ、午後から出発。四月も半ばと言うのに今日は寒いなぁ、、、山は雪かもしれない。
12:00 札幌を出発。小樽〜余市〜稲穂峠〜倶知安経由で、のんびり買い物をしながらニセコへ。
明日は快晴との予報。
朝一番で新雪のアンヌプリを目指すことに決定し、今日は五色温泉でのんびり。 と言っても入浴のみで、毎度お馴染み車中泊である。
16:00 ニセコ・五色温泉着。札幌から130キロ。
時折り雪が舞っていたが、空はいつの間にか青空に・・・来て良かった。
温泉の駐車場には車が1台。春休みも終りGWまでの谷間の時期、さすがに入浴客は少ないようだ。受付にも人は居らず、呼び鈴を鳴らしたら食堂の奥から従業員(経営者?)がのそーっと出てきた。愛想が悪く、かっちゃんはムッツリ。。。気を取り直して浴場に向かう。
休憩コーナーから2ヶ所の浴場に行けるらしいく、先ずは展望風呂へ。 そこには先客が一人。室蘭から来たという若者で、温泉巡りが趣味だとか、、、しばし温泉談議に花が咲く。
◇展望風呂・・・内湯・露天とも設備が新しく雰囲気も良いが、洗い場の数が少なく、日帰り客が押し寄せる夏のピーク時は混雑しそうだ。露天は直前まで吹雪いていた為か非常にぬるく、長時間は入っていられなかった。泉質は硫黄臭く好印象。(女湯も同じだったらしい)
◇からまつの湯・・・ウッディなのでこちらの方が雰囲気は良い。ただし露天は本日閉鎖。せめて内湯と思ったのに今度は熱湯状態。ふと見れば水道からホースが伸びている。ん?自分で調節しろということか?? しばらく試みたが長期戦になりそうだったので写真だけ撮って早々に退散。(女湯は逆にぬるかったらしい)
◇全体的な印象・・・泉質は◎なのに、湯温等の管理がね〜、、、。平日のため入浴客は少ないが、だからと言って手を抜くのは困りもの。暇な時ほどサービスが行き届く筈だと思う。以前から、北海道の観光や飲食産業のサービスの質の悪さが指摘されているが、景気が悪い時ほど気をつけねば、、、ね。
五色温泉旅館
所在地 虻田郡ニセコ町字ニセコ510
TEL 0136-58-2707
泉質 含フッ素・食塩・苦味−硫化水素泉
宿泊 新館10室・・・1泊2食大人8000〜9000円
旧館収容80名・・・自炊宿泊専用棟・素泊り2800円
日帰り入浴料金 大人500円、小人400円
日帰り入浴時間 8:00〜21:00
入浴施設 内湯、露天風呂・・・男女各2
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展望風呂
(休憩コーナー)
右が「展望風呂」の入口
階段を上ると「からまつの湯」
露天の雪壁の上に
アンヌプリの頭が覗いてた
吹雪いていたため、露天も雪まみれ
からまつの湯
入口 内湯 洗い場
温泉から出てきたら日はすっかり傾き、アンヌプリもオレンジ色に染まっていた。ここで夕景を眺めながら車中泊!と行きたいところなのだが、残念ながら公共トイレがまだ雪の中。仕方なく平地の道の駅(ニセコ・ビュープラザ)を目指して車を走らせる。途中でバースデーワインと食材を購入し、道の駅で大宴会。
寝る前に翌日の天気予報を確認。快晴予報は嬉しいのだが、4月としては異常な低温。慌てて寒さ対策を万全にする。
特に食料品は要注意・・・先月の然別湖ではバナナをシャーベットにしてしまったのだ。その時は車内が家庭用冷凍庫と同じ温度(−18℃)。今回は同じ失敗を繰り返さないよう、ちゃんとクーラーバッグで保温?した。
ニセコ夕景
羊蹄山
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アンヌプリ
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2003年4月10日 コース 五色温泉〜アンヌプリ山頂直下(1250m地点)まで
コース
タイム
標準登山時間 わが家の登山時間
2時間40分 2時間30分

休憩 20分
合計 2時間50分
(山頂直下までのため参考タイム)
国土地理院発行の数値地図、及び
「山旅倶楽部」オンライン地図を利用
クリックすると拡大します
関連情報  ニセコリゾート観光協会のHP
4月10日
4:30 起床。
予報どおり良い天気で、道の駅からはアンヌプリや羊蹄山がクッキリだ。
いつもの我家だとこのまま岐路につくのだが、今日はちょっと無理してみた。昼過ぎまでに札幌に戻ればいいやと早朝登山である。かっちゃんは戻ったら仕事なので大変だが、なにせ絶好の山日和。逃す手は無い。
車内は−10℃だったが、保温していたお陰で飲み物もバナナも健在。楽しい朝食を済ませ登山口の五色温泉に向かう。

駐車場には我家だけだった。
昨日の新雪で山は化粧直し。純白で綺麗だ。
雪質はバリバリ。一度緩んだ雪が昨日からの低温で締まり全く埋まらない。
アンヌプリ
道の駅ニセコビュープラザにて
6:50 五色温泉を出発。快晴、気温−8℃。
スノーシュー、軽アイゼンを担ぎ、つぼ足で歩き始める。ルートは野営場を横切り夏道に沿った尾根歩きだ。
朝陽に向かって歩を進める。樹氷が、足もとの雪が、春の陽射しを浴びてキラキラ輝く。
公共駐車場
右が冬期閉鎖中のトイレ
イワオヌプリ
野営場(炊事場)も雪に埋もれて
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朝陽に向かって
目指せアンヌプリ

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五色温泉を見下ろすポイントで
アイゼン装着

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イワオヌプリ
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樹氷の輝く中・・・
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途中から、より安全にと軽アイゼンを装着する。傾斜は緩やかだし雪は締まっているので雪崩の可能性は低いが、尾根の南側には雪庇や亀裂があるので油断は出来ない。できるだけ尾根の北側(左端)を登る。
所々に雪庇が・・・
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ニセコ連山を背に
ニトヌブリ〜チセヌプリ〜シャクナゲ岳
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目指すアンヌプリ
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8:40 1250m地点に到達。気温−6℃。
山頂まであと標高50m程だったが、傾斜がきつくなったのであっさり中止。
羊蹄山を望む場所まで到達することは出来なかったが、ニセコ全山を見渡すことは出来て十分満足だった。
軽い食事を取って下山。
山頂も間近だったが・・・断念
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五色温泉と歩きし尾根を振り返り
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9:00 下山開始。
気温が上昇。雪がだんだん腐ってきたので、雪庇や亀裂に注意しながら下る。
木々の側を通ると綺麗な音が聞こえた。カラカラカラ、、、陽射しを浴びた樹氷が枝から一斉に落ちる音だ。澄んだ音色が美しかった〜

五色温泉が近づく頃にはアイゼンもダンゴ状態。やっぱり春は近い。
亀裂が走る尾根を下る
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アンヌプリを背にご機嫌かっちゃん
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9:40 下山。
駐車場にはこれから登ろうとする山スキーのグループがいた。普通はこれからがお楽しみの時間だが、我家は帰らねば、、、
着替えを済ませ札幌に向かう。ただし道草が盛り沢山!
五色温泉→昆布温泉→アンヌプリ温泉→いこいの村・ポテト共和国→ニセコ駅
ニセコ甘露泉(湧水)
昆布温泉街の近く「さかもと公園」にある湧き水。明日のコーヒー用に早速調達だ。

ニセコ駅に行く途中で、次回の日帰り温泉候補として「アンヌプリ温泉」と「ニセコいこいの村」を下見。
途中、羊蹄山に見とれる。まさしく蝦夷富士。
甘露泉 羊蹄山 拡大写真
いこいの村・ポテト共和国→ニセコ駅
ニセコ駅前温泉
JRニセコ駅前に出来た「綺羅乃湯(きらのゆ)」。
2001年6月オープンでまだ新しい。外観はコンクリートの打ちっぱなしでニセコらしくないが、入浴設備は良さそう。次回の日帰り入浴は、ここかなぁ〜

詳しいことは観光協会の温泉情報でどうぞ。
温泉は駅から1分 高台から温泉(手前)とアンヌプリを望む
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ニセコ駅→湧水の里→羊蹄山自然公園
湧水の里 名水どうふ
今回訪れた施設の中ではここが一番。羊蹄山の湧き水を利用して作られた豆腐と関連商品を販売していた。豆腐はもちろん、豆腐の麺・餅・湯葉、おからドーナッツなどを全て試食してから買うことができるのだが、これが美味しい。値段は少し高いが、観光地ではこんなものかと・・・。土産にいっぱい買ってしまった。
詳しい情報はこちら
羊蹄山自然公園
湧水の里近くのキャンプ場。羊蹄山真狩コースの登山口だが、まだ一面の雪原だった。
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湧水の里 名水どうふ 羊蹄山自然公園 真狩野営場
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羊蹄山自然公園→真狩温泉→ルスツ→喜茂別→札幌
真狩温泉
北海道の公営温泉ブーム初期からある温泉。以前はよく利用していたが、入浴設備の狭さから最近はご無沙汰になっている。相変わらず景色は一級品。露天風呂から眺める羊蹄山は本当に素晴らしい。
詳しい情報はこちら
きのこ王国
喜茂別町で「大滝村きのこ王国」の支店(レストハウス)に立ち寄った。しかし期待外れ。やはり本店の「道の駅フォーレスト276」併設の「きのこ王国」にはかなわない。
詳しい情報は下記のサイトで。
道の駅フォーレスト276  きのこ王国
真狩温泉 温泉駐車場の奥にはコテージ群
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