三角山(311m)〜大倉山(301m)



2003年1月22・29日 コース 登山口(緑ヶ丘療育園前)〜三角山〜大倉山〜登山口
わが家の
コースタイム
(1月22日)
2時間35分 + 休憩45分
合計 3時間20分
案内板


国土地理院発行の数値地図及び
「山旅倶楽部」オンライン地図を
利用したカシミール3D地図画像

クリックすると拡大します
登山口への
アクセス
札幌市西区、北1条宮の沢通と琴似栄町通のT字交差点近くの路地を、緑ヶ丘療育園の看板に従って入る。100メートルほど進むと、緑ヶ丘療育園の向いに駐車場・トイレ・登山口があり、冬期も全て利用可能である。
冬のこのコースが気に入ったため、ML仲間に声をかけて翌週(29日)も行ってしまいました。佐伯(奥)さん、お付き合いをありがとうございました。コースガイドは重複するので、所々に写真のみ追加しました。

登山道比較。
22日・・・踏み固められていたのでつぼ足で余裕。軽アイゼンを装着すれば良かったかもしれない。
29日・・・前日の湿った雪で三角山〜大倉山の縦走路はトレースが消えていた。アイスバーンの箇所もあったので、軽アイゼンを装着。
登山口〜三角山の往復だけなら、長靴程度でもOK。
かっちゃんと佐伯(奥)さん
1月22日
今年の冬はなかなか天候に恵まれず、2週続けての札幌市内低山ハイクになった。今日も気圧配置は冬型だが、西風のため札幌市街だけは良い天気。渋滞を避けるため朝のラッシュが終わってからゆっくり出発した。
ちょっと寄り道 食料品調達のため登山口近くのスーパーに立ち寄ったところ、店内の休憩コーナーに無料のお茶とコーヒー(ミルク・砂糖別添)が置いてあり、ビックリ! 食料品専門の普通のスーパーでこんなサービスに出会うのは初めてで、買ったパンと無料のコーヒーでしばし休憩。今日は流れが良いとかっちゃんもご機嫌!
※ラッキー山の手店・・・札幌市西区山の手1条7丁目
登山口に到着。
駐車場は除雪されているし、公衆トイレも冬期利用可能。さらには無料レンタルのストックが置いてあって、至れり尽くせりの登山口だ。ところが、ストックを返さない不届き者がいるらしく、寂しい話だ。
無料駐車場とトイレ(奥)
拡大写真
トイレ 登山口にはレンタルストックが・・・
11:15 出発。晴れ、気温−5℃。
我が家の装備は低山冬山装備。軽アイゼンとスノーシューは担ぎ、つぼ足でいざ出発。

登山口から尾根に出るまではジグザグに登る(一の坂)。
尾根に出ると緩い登りになる(二の坂)。
昨夜から今朝にかけても結構雪が降ったのに、登山道は既に踏み固められていてつぼ足で全く問題ない。相当数の登山者が入っているんだろうなと思ってたら、案の定、平日にもかかわらず次々に下山者とすれ違う。長靴で軽装の人が多く、皆このコースに慣れているようだ。たまに登山靴に軽アイゼンの人がいたが、踏み固められて滑りやすい箇所も多いのでベストの選択かなと思う。ザックは背負ってない人が多く、担いでいたとしてもデイバック。常にビバーク装備一式が入ってる我が家のデカザックとはエライ違いだった。
尾根に出ると二の坂
拡大写真
こぶし平(分岐)に出ると宮の森からの道と合流する。バードテーブルが設置されていて小鳥の声が賑やかな場所だ。分岐を右に進むと三の坂の登りが始まる。
やがて頭上で聞き慣れたドラミングの音が、、、。最初はアカゲラかなと思ったが体が小さくて丸い・・・初めて見るコゲラだった。逆光で写真を撮れなかったのが残念。
こぶし平  拡大写真 バードテーブル 三の坂
道は、真っ直ぐ進むと大倉山に通じる縦走路へ。途中2ヶ所の分岐(後で合流)を左に曲がれば三角山へ。
我が家は2番目の分岐(四の坂)で左折し、ジグザクに高度を上げる。急登の所々には、きれいな雪の階段があって助かった。
途中、六〜八の坂を通過。
なぜか五の坂は無かった。見落としたかな?
分岐を曲がると急登の始まり
拡大写真
木々の間からは札幌市街が・・・
拡大写真
ジグの直登が終わると広い道に合流(九の坂)。後は山頂を回り込むように進み、ようやく太陽を拝める南側の斜面に出る。東屋が見えてくれば三角山〜大倉山の縦走路分岐で、後は十の坂を登って山頂に向かう。
東屋が見えてくれば縦走路分岐
拡大写真
十の坂を登れば三角山山頂
拡大写真
12:15 三角山・山頂着、休憩5分。気温−8℃。
三角山
最後の雪の階段を登り、山頂到着。
眼前には札幌市街・円山・藻岩山、遠くには夕張の山々が見渡せ最高の景色だった。道中では石狩湾も望めたし、低山にしては展望は言うこと無し。夏は印象がイマイチだったが、冬は絶対オススメの山だと思う。
最後の登り
拡大写真
ご機嫌のかっちゃん
拡大写真
一等三角点の表示板
拡大写真
円山(左)と藻岩山(右)
拡大写真
目指す大倉山ジャンプ台
拡大写真
1月29日
12:20 大倉山へ出発。
登ってきた道を東屋まで戻り、大倉山へは真っ直ぐ急斜面の尾根を下る。こちらは歩く人が少ないのだろう。一気に荒れた道になり、踏み跡を外すとズボズボ埋まる。少々歩きづらいが、う〜ん、こちらの方が数倍楽しいなぁ。。。
最低コルまで下ると、帰りに利用する登山口への分岐が右にあるのを確認。尾根の踏み跡は明瞭で迷う心配はなく、アップダウンを繰り返しながら進む。中間辺りで展望が一気に開け、右は手稲山、左は札幌市街や藻岩山が望める。縦走路で一番の景色だ。
縦走路は急な下りで始まる
アップダウンが続く
拡大写真
視界が開ける尾根道
拡大写真
手稲山
拡大写真
13:00 大倉山・山頂着、休憩40分。気温−8℃。
大倉山ジャンプ台
分岐の標識が現れると山頂だ。左にジャンプ台の建物が見え、10メートルほど下れば裏に出ることができる。外でしばらく練習風景を見た後、2Fの展望ラウンジで食事休憩。普通に見てても怖いのに、この日はたまたま転倒事故を目撃。ケガは無かったらしいが、目の当たりに見るとドキッとして心臓に良くない。
休憩中にリフトで登って来る観光客がいたが、まあこれが普通だ。リフト代は往復500円なり。

1F スタートハウス(一般の人は入室不可)
2F 展望ラウンジ、トイレ。
   ビール500円、ソフトクリーム・コーヒー・紅茶300円など。
リンク・・・大倉山ジャンプ競技場
縦走路の標識
登山道から展望台が見える 遠くには宮の森ジャンプ台も・・・
拡大写真
振り返れば三角山
拡大写真
展望台(2Fラウンジ) 展望ラウンジからガラス越しに・・・怖い!
拡大写真
飛んだ〜!
拡大写真
1月29日
展望ラウンジにて
13:40 下山開始。
風が出てきて見通しの良い尾根道は寒さが増してきた。頬が痛くなってきたのでネックループで覆いながら歩くが、体は暑い、メガネはくもるで、調節が難しい。
三角山手前のコル(分岐)で左の下山ルートに向かう。コースはジグザグに高度を下げ、やがて四の坂の分岐に出る。後は登ってきた道を下山するだけだ。
コルの分岐で下山コースへ
拡大写真
ジグザグに下る
拡大写真
1月29日
こぶし平まで下りてくると、日が傾いたバードテーブルは小鳥たちの夕食で大賑わいだった。数メートルの距離まで近づいても全く逃げず、しばらく鳥さんに遊んでもらった。。。
かっちゃんは、もう、ご機嫌だ〜!
ハシブトガラ
拡大写真
ゴジュウカラ
拡大写真
14:35 無事下山。
このコースを冬に歩くのは初めてだったが、想像以上に楽しめた。かっちゃんも同じらしく、今後も定期的に登ることに決定!


inserted by FC2 system