5月29日 |
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22:00 |
札幌出発。 |
5月30日 |
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1:00 |
道の駅当麻着、札幌より150キロ。車中泊。 |
4:00 |
起床。 |
4:30 |
道の駅出発。 |
5:30 |
愛山渓温泉着、札幌より200キロ。 |
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約1時間で登山口の愛山渓温泉に到着。
駐車場に車は1台だけ。入山届を確認したが今日の入山はまだゼロ。今年の入山者も5月26日が最初で、我が家は8組目。
夏山開きの1ヶ月前なので、当然といえば当然です。
愛山渓温泉からの入山は6回目ですが、こんなに早い時期は初めて。残雪の多い時期はちょっと不安な場所があるのですが、結局予感が的中することになりました。
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左…ヒュッテ、右…青少年の家 |
雲井が原入口とトイレ |
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6:00 |
登山届を書き出発。天気は快晴。 |
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歩き始めてすぐ、登山道に60歳ぐらいの女性が突然現れビックリ! 山菜採りに来て他のメンバー(3人)からはぐれたらしい。聞けば、全員鳴り物は持たず入山しているとのこと。テレビ等のヒグマ事故報道は、この方々には届いていないらしい。女性は、メンバーが出てくるまでここで待つというので別れる。
ここで一言。 登山口には、お〜きな看板に次の文字が、、
ヒグマに注意!大雪国立公園は動植物の採取禁止!
困ったもんです。
沢づたいに滝を目指して歩く。登山道脇の残雪の間には、エゾノリュウキンカやミズバショウがいっぱい咲いている。
沢の雪渓には所々穴が開いており、踏み抜くと危険な状態。かっちゃんと手分けしてルートを探しながら、沢を歩いたり斜面を歩いたりの繰り返しが続く。40キロのかっちゃんはスイスイ歩いていくが、70キロの私はズボッズボッと、もがきながらの歩行。くやしい〜!トレーニング不足は、体重増と体力減の両面で私を苦しめる。反省しま〜す。 |
三十三曲コース分岐手前の橋 |
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6:45 |
三十三曲コース分岐。 |
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徐々に残雪が多くなり、夏道はハッキリしなくなってきた。経験だけが頼りの歩行になる。それにしても、このコースは目印のテープが非常に少ない。持参のテープを、迷いやすい箇所に付けながら歩く。(帰りに回収) |
8:00 |
昇天の滝。 |
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正面に昇天の滝が見えたところで右の沢に入る。後は問題の、村雨の滝まであと少し。途中、少しでも楽なように6本爪アイゼンを装着したが、昇天の滝で時間を確認すると予定の倍近くかかっている。この時点で、目標を沼の平までの往復に変更。
村雨の滝が見えてくる頃には、沢は完全に雪渓に覆われ踏み抜きの心配がない楽な歩行になった |
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8:45 |
村雨の滝。 |
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滝が見えてきたが、予想以上に危険な状態で大ショック!
さらに悪いことには、滝の右斜面からの落石が雪渓上にゴロゴロ。
ルートは、その落石箇所の下の雪渓をトラバースして登り、高巻いて滝の上に出なければならない。斜度はきつく、滑落したら滝つぼに落ちる。滝つぼ以外全て雪渓なので、落ちたら100%這い上がれない。
悩んだ末、踏み後も確認できたので、行けるところまで行き危険だったら戻ることにして強行。トラバースしながら落石箇所まで登ったとき、後ろのかっちゃんから「危険だから止めよ〜!」の一言。私もやっと決心がつき、方向転換。沢まで無事滑り下りて振り返ったその時、
今私たちがいた所を大きな落石がゴロン、ゴロン、ゴロン!!
かっちゃんの一言がなければ今ごろ、、、
ますます頭が上がらなくなりました。この後、食事をしながら反省会。 |
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9:15 |
下山開始。 |
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少し下ったところで登って来る女性(単独)に出会う。地元の上川に住んでいる方で、このコースは初めてとのこと。滝の様子や落石の話をしていたら、だんだん山の話題で盛り上がり、気がついたら1時間近く経ってしまっていた。その女性も行ける所まで行ってみるとのことで、「お気をつけて」と声をかけわかれた。ザイルを持っていたので何とか登れたかもしれない。 |
11:30 |
無事下山。 |
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登山届のノートに、落石についての注意書きを記入。
せめて沼の平まで行きたい衝動を抑えきれず、我が家のポリシーに反した行動をとってしまった。いつものように、自然に謙虚に接した無理のない登山が一番と再確認。
下山中に出会った方から、無事下山のメールが届いた!
無事に下山したらメールが届く予定だったので、心配してました。
滝をクリアし、沼の平を望めるところまで登ったとのこと。うらやましい〜!
でも、下りは結構危険な目に会ったらしいので、我が家は行かなくて正解でした。
Mihokoさん!またどこか出会いたいですね〜 |