5月2日 |
快晴 |
7:15 |
自宅を出発。途中、コンビニでパンを調達。 |
|
登山口の記帳小屋 トイレはありません |
|
|
国道沿いの公共駐車場でトイレを済ませる(上記アクセス参照)。
登山口にトイレはありません。この公共駐車場が最後のトイレのある場所です。 |
8:25 |
登山口着。 |
|
ゴールデンウィークなので入山者が多いと予想していたのだが、意外にも先着の車は1台だけ。残雪が多いのと、やっぱ平日だからかな? 仕度をしていたらもう1台やってきた。入山届の記録では、4/28(土)〜30(祝)は連日10組程が入山。 |
|
8:45 |
入山届を書いて出発。気温5度。 |
|
出だしの登山道には雪が無かったが、徐々に残雪が登山道を覆うようになってきた。後からきた車の男性があっという間に追いついてきたので道を譲る。のんびり我が家の毎度お馴染みのパターン。
1時間ほど歩いた頃には100%雪渓歩き。踏み後もはっきりし沢地形の道なので迷う心配はあまり無い。天気が良く照り返しが強いため気温5度なのに非常に暑い。早めにレインウェアを脱ぎ、夏山と同じ服装になる。かっちゃんは体重40キロなのですいすい行くが、私の体重(70キロ)では雪渓を踏み抜いたり足を取られることがしばしば。30キロのハンデは大きいなぁ。(途中休憩15分) |
|
11:00 |
万計沼。休憩30分。万計山荘でトイレを借りる。気温7度。 |
|
沼は全面見えているが他は銀世界で、山荘前の丸太のイスもまだ雪の下。積雪は50センチぐらいだと思う。山荘の裏手には登山口への山スキールートの跡がついている。
ここから真簾沼までは、踏み跡と目印のテープを確認しながら樹林帯を歩く。山スキーの目印もあるので、登山道は幅の広い帯のような感じになっている。方角さえ間違えなければ問題は無い。
途中クマゲラに出会う。雪の上をしばらく歩いていたかと思うと、木に飛び移り見えなくなった。遠くでカンカンカンと木をつつく音がする。 |
|
万計沼と万計山荘 |
|
12:25 |
真簾沼。 |
|
沼はほとんどが雪と氷で覆われているが、融雪水がまだ少ないため沼自体も小さくなっている。沼の氷と雪の上を横切り、夏山ルートである急登の沢地形に取り付く(この辺りは何故か全く違う方角にも踏み跡があるので注意)。雪が緩んでいたのでキックで登れるが、気温が低く凍結している場合は軽アイゼンのほうが有利だろう。途中先発の神戸の人が下山してきた。仙人のような風貌で、ストックを操りながらまるでスキーを履いているかのようなステップで滑り降りていった。う〜ん、カッコイイ人だ。
広い台地に出ると空沼岳も望めるようになり、右の肩(空沼岳と札幌岳の縦走路分岐)を目指して進む。分岐の直前は短いが急登。縦走路の尾根には雪庇があり一部崩落している。そのため踏み跡も雪庇下の沢を避けて登っている。途中わが家を追い越した人がもう下山してきた。
分岐からは尾根を歩いたが、左は雪庇だし結構ズボズボ埋まるので歩きづらい。山頂直下は夏山と同じく右側から回り込んで登る。 |
|
13:45 |
空沼岳山頂。休憩30分。気温10度、無風で暖かい。 |
|
羊蹄山、恵庭岳、支笏湖と360度の展望。シマリスは姿を見せなかった、残念。 |
|
|
|
縦走路尾根から望む空沼岳
|
山頂
|
山頂より
左奥…風不死岳・樽前山 右…恵庭岳 |
|
14:15 |
山頂出発。 |
|
尾根は通らず左の緩い斜面をトラバースして縦走路分岐まで下る。こちらの方が楽だ。分岐直後と沼手前の急斜面は尻スキー。かっちゃんは滑って転んであっという間にいなくなった。 |
14:45 |
真簾沼。 |
|
登りと同じルートで下山していたつもりだったが、いつのまにか山スキーのルートに乗ってしまったため万計山荘の裏の高台に出た。目印のテープは広範囲だがマメにあるので見落とさなければ最後はたどり着ける。 |
15:30 |
万計沼。休憩10分。 |
|
途中、20代の男性が一人上ってきた。山荘泊まりらしい。
登るときは雪渓の沢だったが、下りでは融雪水の沢になっている箇所が多い。
かっちゃんのビールコールが大きくなる。
(途中休憩10分) |
17:15 |
登山口着。 |
|
車はわが家の1台だけ。すれ違った男性は入山届で確認したところ札幌岳への縦走とのこと。バスで来たようだ。
本日の入山は4組5名でした。
かっちゃんの強い要望でビールのあるコンビニへ直行!!! |
|
冬の運動不足がたたって疲れました。
思ったより汗をかいたため水分が不足し、軽い脱水症状。それも疲れの要因になった。気温だけで判断せず無駄になってもいいから水だけはもっと担がなければ…。
のんびり登山とはいえ、時間も予想以上にかかってしまった(特に万計沼〜山頂)。緩んだ雪に足を取られたり、踏み抜いたためだろう。早出をし、雪が締まっている時間帯に軽アイゼンで登れば楽だったような気がする。ワカンやスノーシューを使うほどの雪質でもないし微妙な時期だ。
我が家以外の3組は単独登山だったが、全員鈴などの鳴り物をつけていなかった。近くの山域ではヒグマの目撃情報もあり、この時期の空沼岳で入山者の少ない平日は絶対必要だと思うが…。
<追記>
5月7日近くの定山渓で、山菜採りの人がヒグマに襲われ亡くなりました。鈴やラジオなどの鳴り物は身につけていなかったそうです。襲ったヒグマは射殺されました。
亡くなった方には申し訳ないですが、個人的には殺されたヒグマに同情します。「ヒグマに注意」の看板もあったそうで、万全の準備をして気をつけていればその方もヒグマも死なないで済んだのでは…。 |